雨の水葬

お久しぶりです。淡甘です。

いつも投稿、日が空いてしまってごめんなさい。
「雨の水葬」のお話を。


昨日はrelease partyを東京で行わせて頂きました。とても素敵な出会いが沢山あり、良い1日だったなと思います。このイベントが出来るまでや、この作品達にはたくさんの想いが詰まっているので、きっと長くなってしまいますが、どうかお付き合い下さい。

_release party 「雨の水葬」

2023/9/2 東京西永福JAM
終日柄リリースイベント

終日柄のフルアルバムリリース日であり、今日/kiyoさん加入後の初ライブであり、最後のライブ、ワンマン美術展から9ヶ月も経ってしまい、久々のライブでした。
アートバンド、美術体制が出来たならではの、美術展示を、"東京で"行う為には様々な苦労が.....
まず、"持っていけない"んですね。大阪の時は車で持っていく、という事が可能だったんですが、東京となるとそう簡単にはいかないんです。美術班に伸び伸びと作品を作って欲しい、という気持ちは山々でしたが、配送可能なもの、なるべく低コストで、などと沢山お願いをしながら最善の策を練り直し練り直し、ギリギリまで頑張ってもらいました。今回はCDの制作があり展示の制作もありでかなり大変でしたが、とっても素敵な作品たちになっていたと思います。さすがの美術班です。
音楽に関しては私と今日/kiyoさんが進めていました。ライブの練習は大阪で空ちゃんと3人で行い、サポートのpyonさんは東京で直前に2回だけ合わせるという感じで本番を迎えました。皆でワイワイ、音がいいね、とか、そのフレーズがいいね、だとか楽しくやっていました。

当日のブッキングは、メンバーにどのバンドさん呼びたい〜?って聞いたり、ファンの方に誰との対バンが見たいか聞いたりして、私がいい感じに組んで各アーティスト様にお誘いさせて頂きました。皆さん本当に心優しいし、丁寧なお返事をして下さるので、暖かく優しい気持ちになれる人が集まる1日になっていたと思います。実際1日中ずっと楽しかったし、皆さん優しくてずっとにこにこしていましたよ、私は。ブッカーをしているりくにゃん(ささきのりくのこと)にも、いいイベント組んだねー!って沢山言って貰えて、ファンの方にも最高の組み合わせ、なんて言って貰えたりして、私はハッピーでした。私が1番楽しんでいましたけども。
100名を超えるご来場、本当にありがとうございます。JAMをパンパンで迎えられてとっても嬉しいです。入場で時間が遅れてしまってごめんね。

_雨の水葬
「雨の水葬」をテーマにイベントを組みましたが、雨の水葬ってなんだろう、ってなりましたかね。ライブに来てくれた人、終日柄を見てくれた人はわかると思いますが、最初雨の中傘を持って登場する演出をした時に、私が話していたことがあります。(これはCDの円盤裏面に記載があります)
その中でも
「雨は、思考の全てを抱きしめている。」
これが一番キーとなる作品でした。
涙を隠してくれたり、雨の音で全てをかき消してくれたり、なんとなくぼーっとしてしまうようなその雨の日が、雨が、私たちの思考を撫でているのです。私たちの悲しみや苦しみを雨に流してしまって、私たち自身を抱きしめたい。そんな想いが込められていました。

_CD
今回のCDに収録された楽曲は、以下です。
1、流動
2、私、幽霊さん。
3、2・6・2
4、空白
5、秒針
6、chilblains
7、春が降る

featuringがあったり、新しい編曲が沢山あったりして素敵な作品たちです。オンラインでもご購入頂けるので良ければご覧になってください。

1st full album「雨の水葬」 | 終日柄 online shop