2021-01-01から1年間の記事一覧

堕ちる、

堕ちる、というのはどういうことだろうか。なんとなく、落ちぶれる、格が下がる、などそんな意味を連想するのではないだろうか。私は私自身が、堕ちてしまったな、と思う瞬間がある。昔に比べて、18を過ぎてから「大人」というものを知りたくもないのに知っ…

自惚れや、自己愛などではなく、

今までずっと愛に飢えて愛に溺れていると思い込んで生活していました。 愛が足りないから頑張っている。愛がないから苦しんでいる。愛をもらえないから尽くしている。そんなふうに自分に言い聞かせながら音楽をしていた気がします。少し前に私の人生が変わる…

私を宥めている

努力をすれば報われる 努力は無駄にならない 努力した分だけ結果に繋がる そんな気持ちに縋って、大丈夫、大丈夫、私は頑張っているのだから。きっと報われる。いつか報われる。私は、頑張ってる。頑張れてる。大丈夫。なんて言い聞かせて沢山のことをこなす…

アイスティーと隠し事

「あの!ちょっとすみません、」 隣の客が手を挙げる。 その声に私たちの会話はかき消された。 いや、私たち、よりも私の声、と言った方が正しい。 貴方はずっと口を噤んでいる。 多分、私たちは今日でお終いだから。 「アイスティーを、ひとつ。」 あ、アイ…

文藝に耽っている

溜息をつく 息を吐く 幸せが逃げないように その吐いた息を吸うゆっくりと流れる 時の歩幅は小さく 考えることは増えていく音が鳴く 痛い、痛いからもう、 そんなにかき鳴らさないで 泣かないで、と。 私の苦しみをすくいあげる影の多い日 どんよりとした空…

hinemosugara

私、バンドをしているのですけど、終日柄、というバンドを。今日は想いを綴りたいのです 私のバンドは、実は私が最年長の22の年で。ギターのe:宇宙旅行は21、ベースの深海ノ空とドラムの暮方薄明は19なんです。よく呟いていますが、なんと言っても私とえもち…

流れる呼吸、逆流する滴

重力に沿って流れる方向がなんとなく生きる道だとして、逆流するとは生に逆らうということだとして。 少しでも今に未練があった少女は故意に逆流しようとしても結局重力の向きへ流れてしまい、未遂で終わってしまう話。 流動 / 終日柄 重力の方向に正しく、…

生を嗜み、死に想う

二十七才の私は、十五才の頃の私より、少しも賢くない。私ばっかり、ずっと、同じ場所にいる。言の葉の庭という映画が好きだ。苦しい言葉を丁寧に掬って一つずつ並べているような心地良さがある。人間の暗い部分をとても繊細に紡いでいる。私はこの年で二十…

ロックが歌えない

私は、曲を最後まで聴くのが苦手。 曲って言っても歌のある物に限るけれど、最近のロックは同じようなフレーズがAとかBとか分けられて、同じものを聞かなければならない。仮にそのメロディに一度聞いて一目惚れしてしまっても、続き(2番)を聴けない。だって…